N3 文法
Target Grammar
〜なんか
~ or something / something like ~

お土産みやげ選えらび

出張しゅっちょうから帰かえる前まえ日じつ、佐藤さとうさんは空港くうこうの売店ばいてんで立たち止どまった。会社かいしゃの人ひとに何なにか買かって帰かえりたいが、数かずが多おおすぎて決きめられない。

一緒いっしょにいた中村なかむらさんが言いった。「お茶おちゃなんかどうですか。軽かるいし、誰だれでも使つかえますよ。」たしかに、荷物にもつは少すくないほうがいい。佐藤さとうさんはうなずいた。

「でも、お茶おちゃだけだと少すこしさびしいかもしれません。」と中村なかむらさん。「小ちいさいお菓子かしなんかも一緒いっしょにすると、配くばりやすいですよ。」佐藤さとうさんは箱はこを手てに取とって値段ねだんを見みた。思おもったより安やすい。

会計かいけいのあと、佐藤さとうさんは笑わらって言いった。「私わたしなんか、いつも最後さいごまで迷まよってしまって。中村なかむらさんは決きめるのが早はやいですね。」中村なかむらさんは首くびを横よこに振ふった。「早はやいんじゃなくて、毎回まいかい同おなじものを買かっているだけです。」

次つぎの日ひ、会社かいしゃの休憩室きゅうけいしつにお茶ちゃとお菓子かしが置おかれた。昼ひる過すぎには箱はこが空からになっていた。派手はでではないけれど、誰だれの手ても伸のびるもの。お土産みやげ選えらびとは、そういうものなのかもしれない。

売店ばいてんkiosk, shop
立たち止どまるto stop walking, to pause
荷物にもつluggage
配くばるto hand out, to distribute
値段ねだんprice
会計かいけいpaying, the till
首くびを横よこに振ふるto shake one’s head (to say no)
休憩室きゅうけいしつbreak room
派手はでflashy, showy

〜なんか

意味いみ

たくさんある中なかから一ひとつの例れいを軽かるく出だして、やわらかくすすめる。相手あいてが断ことわりやすくなるので、「どうですか」「いかがですか」とよく一緒いっしょに使つかう。

Picks one example lightly out of many and offers it, leaving the listener free to refuse. That is why it pairs so naturally with dou desu ka. Used about oneself it becomes modest.

接続せつぞく

名詞めいし + なんか(+ どうですか/いかがですか)

名詞めいし + なんか + が・は・も

書かき言葉ことばは「名詞めいし + など」

例文れいぶん

お茶ちゃなんかどうですか。

How about tea or something?

週末しゅうまつ、映画えいがなんかいかがですか。

How about a film or something this weekend?

色いろは青あおなんかが似合にあうと思おもいます。

I think a colour like blue would suit you.

私わたしなんか、まだまだです。

Someone like me still has a long way to go.

ポイント:「なんか」は話はなし言葉ことば。書かくときは「など」を使つかう。自分じぶんに使つかうと謙遜けんそん、人ひとやものに強つよく使つかうと軽かるく見みる意味いみになることもある。

読解問題

1. 中村なかむらさんが最初さいしょにすすめたものは何なにか。

2. お茶ちゃをすすめた理由りゆうとして本文ほんぶんに書かかれているものはどれか。

3. 「私わたしなんか、いつも最後さいごまで迷まよってしまって」の「なんか」はどんな気持きもちか。

4. 中村なかむらさんが決きめるのが早はやい理由りゆうは何なにか。

5. この文章ぶんしょうの最後さいごで言いいたいことは何なにか。

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