JLPT N3 ・ 対策読解 ・ 第6回

健康と生活習慣 ― 本番形式の読解練習

睡眠・運動・食事など、健康と生活習慣をテーマにしたJLPT N3形式の読解問題(全13問)。本文は左、設問は右。スクロールしても本文が見えるようになっています。

問題1 ・ 短文

健康けんこうのために運動うんどうをしたほうがよいと、ほとんどのひとかっている。それでもつづかないのは、意志いしよわいからではなく、目標もくひょうかた原因げんいんがあることがおおい。「毎日まいにち一時間いちじかんはしる」のようなたか目標もくひょうは、できなかった自分じぶんめる材料ざいりょうになり、かえって運動うんどうをやめるきっかけになってしまう。つづけたいなら、目標もくひょうは「これならできてたりまえだ」とおもえるほどちいさくするほうがよいのである。

問 「かえって運動うんどうをやめるきっかけになってしまう」とあるが、なぜか。

正解:2 直前に「できなかった日に自分を責める材料になり」とある。この「〜になり」が「かえって…やめるきっかけになってしまう」の理由。1は本文で述べられていない(体を痛める話は出てこない)。3・4も本文にない内容。

語彙:意志(何かをしようとする気持ち)/目標(目指すもの)/責める(悪いと言う)/かえって(反対に・逆に)

問題2 ・ 短文

ねむれないよるすこしでもながからだやすめようと、はやくからベッドにはいってよこになりつづけるひとがいる。しかし専門家せんもんかによれば、これは逆効果ぎゃくこうかになりやすいという。ねむくないのにベッドのなかにいる時間じかんながいほど、のうが「ベッドはねむれない場所ばしょだ」とおぼえてしまうからだ。ねむれないときは、いったんベッドからて、本当ほんとうねむくなってからもどる。遠回とおまわりにえるが、そのほうが結果的けっかてきはやねむれるようになるのである。

問 「逆効果ぎゃくこうかになりやすい」とあるが、どういうことか。

正解:4 「逆効果」=目的(眠ること)のためにしたことが、反対の結果(眠れなくなる)を生むこと。脳が「ベッドは眠れない場所だ」と覚えてしまう、という説明がこれにあたる。1は「疲れる」が本文にない。3は本文のすすめ(ベッドから出る)と逆。

語彙:専門家(その分野にくわしい人)/逆効果(反対の結果になること)/さまたげる(じゃまをする)/結果的に(最後には)

問題3 ・ 中文

朝食ちょうしょくべないひとえているという。理由りゆうは「時間じかんがない」「食欲しょくよくがない」などさまざまだ。一方いっぽうで、「朝食ちょうしょくべるひとのほうが、成績せいせき仕事しごと成果せいかがよい」という調査ちょうさ結果けっかもよく紹介しょうかいされる。ただし、この結果けっかをそのまましんじるのは注意ちゅうい必要ひつようだ。朝食ちょうしょくべる余裕よゆうのあるひとは、睡眠すいみん運動うんどうなど、ほかの生活せいかつ習慣しゅうかんととのっていることがおおい。つまり、成果せいかがよいのは朝食ちょうしょくだけの効果こうかだとはれないのである。

とはいえ、あさなにべないと午前中ごぜんちゅう集中力しゅうちゅうりょくちる、というひとがいるのも事実じじつだ。結局けっきょく朝食ちょうしょく必要ひつようかどうかはひとによってちがう。大事だいじなのは、「べるべきだ」「べなくてよい」とどちらかにめつけることではなく、自分じぶんからだうかどうかを、しばらくためして判断はんだんすることだろう。

問1 「注意ちゅうい必要ひつようだ」とあるが、なぜか。

問2 本文ほんぶんによると、朝食ちょうしょくべる余裕よゆうのあるひとは、どんなひとおおいか。

問3 筆者ひっしゃかんがえにもっとちかいものはどれか。

問1 正解:3 「ほかの生活習慣も整っていることが多い」→「朝食だけの効果だとは言い切れない」という流れ。調査の人数(1)や成績のうそ(2)の話ではない。
問2 正解:1 「睡眠や運動など、ほかの生活習慣も整っていることが多い」とそのまま書かれている。
問3 正解:4 最終文「自分の体に合うかどうかを、しばらく試して判断することだろう」。1は「決めつけることではなく」と反対。2は「そのまま信じるのは注意が必要」と反対。

語彙:成果(結果・できばえ)/余裕(ゆとり)/整う(きちんとした状態になる)/言い切れない(100%そうだとは言えない)/決めつける(一つに決めてしまう)/判断する(考えて決める)

問題4 ・ 中文

ある会社かいしゃが、社員しゃいん健康けんこうのために昼休ひるやすみの散歩さんぽをすすめた。ところが、参加さんかするひとはほとんどえなかった。理由りゆういてみると、「からだによいのはかるが、仕事しごと途中とちゅうまるのがいやだ」というこえおおかったのだ。

そこで会社かいしゃは、散歩さんぽを「休憩きゅうけい」ではなく「仕事しごと」にえることにした。あるきながらわせをする「ウォーキング・ミーティング」である。仕事しごと一部いちぶなら、参加さんかをためらう理由りゆうがなくなる。半年後はんとしご社員しゃいん運動量うんどうりょうえただけでなく、「すわったままの会議かいぎより意見いけんやすい」という、当初とうしょかんがえてもいなかった効果こうかまで報告ほうこくされたという。

問1 散歩さんぽ参加さんかするひとえなかったのは、なぜか。

問2 「当初とうしょかんがえてもいなかった効果こうか」とはなにか。

この大問のくわしい解説は本番形式のN3模試で

正解と選択肢ごとの考え方、語彙リストは、N3模試(全10回)の読解セクションでくわしく確認できます。N3模試にアクセスする →

問題5 ・ 長文

わたしながあいだ夜型よるがた生活せいかつつづけてきた。夜中よなかまできて、あさはぎりぎりにきる。日中にっちゅうはいつもからだおもく、大事だいじ仕事しごとほど午前中ごぜんちゅう集中しゅうちゅうできないことがなやみだった。

一度いちどおもって早起はやおきに挑戦ちょうせんしたことがある。目覚めざまし時計どけい二時間にじかんはやくセットしたのだ。しかし、これは三日みっか失敗しっぱいわった。きる時間じかんだけをはやめて、時間じかんいままでのままだったので、ただ睡眠すいみん時間じかんけずっただけになってしまったのである。ねむさにえられず、わたしは「自分じぶん意志いしよわい」とあきらめた。

二度目にどめ挑戦ちょうせんでは、方法ほうほうえた。きる時間じかんではなく、時間じかん十五分じゅうごふんずつはやめていくことにしたのだ。十五分じゅうごふんなら、がまんはほとんどいらない。数週間すうしゅうかんかけて、がつけば一時間いちじかん以上いじょうはやねむれるようになっていた。あさ自然しぜんめ、仕事しごと集中力しゅうちゅうりょくあきらかにわった。

この経験けいけんからまなんだのは、習慣しゅうかんえるのに必要ひつようなのはつよ意志いしではない、ということだ。意志いしたよ方法ほうほうは、失敗しっぱいしたときに自分じぶんめてわってしまう。そうではなく、無理むりなくつづけられる仕組しくみをつくること。それが、生活せいかつえる一番いちばん近道ちかみちなのだとおもう。

問1 最初さいしょ挑戦ちょうせん失敗しっぱいしたのは、なぜか。

問2 二度目にどめ挑戦ちょうせんで、筆者ひっしゃはどうしたか。

問3 「意志いしたよ方法ほうほう」の問題点もんだいてんなんだと筆者ひっしゃべているか。

問4 この文章ぶんしょうで、筆者ひっしゃもっといたいことはなにか。

この大問のくわしい解説は本番形式のN3模試で

正解と選択肢ごとの考え方、語彙リストは、N3模試(全10回)の読解セクションでくわしく確認できます。N3模試にアクセスする →

問題6 ・ 情報検索

次は、あるスポーツセンターの教室きょうしつ案内あんないです。

みなと市スポーツセンター 教室のご案内(10月)
朝ヨガ火・金曜日 午前7時~7時45分 / 初心者向け / 月3,000円
夜ピラティス水曜日 午後7時30分~8時30分 / 経験者向け / 月4,000円
はじめてヨガ木曜日 午後7時~8時 / 初心者向け / 月3,500円
週末ストレッチ土曜日 午前10時~11時 / どなたでも / 1回500円
申し込み参加したい月の20日までに、窓口またはウェブサイトで。
無料体験各教室、月に1回まで。前日までに電話で予約が必要です(当日の予約はできません)。

問1 会社員かいしゃいんのTさんは、仕事しごとのため平日へいじつ昼間ひるま週末しゅうまつ時間じかんがない。ヨガもピラティスもはじめてである。Tさんが参加さんかできる教室きょうしつはどれか。

問2 この案内あんない内容ないようっているものはどれか。

この大問のくわしい解説は本番形式のN3模試で

正解と読み取りのコツは、N3模試(全10回)の読解セクションでくわしく確認できます。N3模試にアクセスする →

本番形式のN3模試、全10回

この練習と同じ質の問題が、文字・語彙・文法・読解・聴解そろって。聴解は音声つき、全問にくわしい解説。

N3 模試にアクセスする

ベータ価格 £9.99(通常 £19.99)/ レベルごと60日間 ・ すべての回が解き放題

← N3 対策読解の一覧へ