JLPT N3 ・ 対策読解 ・ 第25回

ペットと家族 ― 本番形式の読解練習

JLPT N3の本番に近い形式で、短文・中文・長文・情報検索の読解問題(全13問)に挑戦できます。本文は左、設問は右。スクロールしても本文が見えるようになっています。

問題1 ・ 短文

ある調査ちょうさでは、飼かい主ぬしの9割わりが「ペットは家族かぞくの一員いちいんだ」と答こたえたという。この変化へんかは、言葉ことばにも表あらわれている。犬いぬや猫ねこを「飼かう」ではなく「迎むかえる」と言いい、「えさ」ではなく「ごはん」と呼よぶ人ひとが増ふえた。呼よび方かたが変かわるのは、その前まえに、相手あいてとの関係かんけいが変かわっているからなのだ。

問 筆者ひっしゃの考かんがえに最もっとも近ちかいものはどれか。

正解:2 最終文「呼び方が変わるのは、その前に〜関係が変わっているから」の言い換え。1・3・4のような意見は本文にない。

語彙:飼い主(ペットを飼っている人)/9割(90%)/一員(グループの中の一人)/迎える(来てもらう)

問題2 ・ 短文

ペットと一緒いっしょに住すめる「ペット可か」の賃貸ちんたい住宅じゅうたくは、以前いぜんより増ふえたが、まだ全体ぜんたいの一部いちぶである。部屋へやの傷きずやにおいなど、退去たいきょのときの修理しゅうり費用ひようが、大家おおやさんの心配しんぱいだからだ。一方いっぽうで、ペット可かにすると長ながく住すんでもらえるという調査ちょうさもあり、最近さいきんは、初はじめからペットとの暮くらしを前提ぜんていにして設計せっけいされた「ペット共生型きょうせいがた」という物件ぶっけんも生うまれている。

問 本文ほんぶんの内容ないようと合あっているものはどれか。

正解:4 最終文の「ペット共生型」の説明のとおり。1は言いすぎ(「まだ全体の一部」)。2は逆。3は「以前より増えた」と逆。

語彙:賃貸(お金を払って借りること)/退去(部屋を出ること)/大家(部屋を貸している人)/前提(初めから条件として考えること)/物件(売ったり貸したりする家や部屋)

問題3 ・ 中文

日本にほんでは長ながい間あいだ、「ペットといえば犬いぬ」だった。しかし数年前すうねんまえ、飼かわれている猫ねこの数かずが、犬いぬの数かずを上回うわまわった。

理由りゆうとして挙あげられるのは、散歩さんぽがいらないこと、鳴なき声ごえが小ちいさく、マンションなどの集合しゅうごう住宅じゅうたくでも飼かいやすいことだ。朝あさ晩ばんの散歩さんぽの時間じかんが取とりにくい共働ともばたらきの家庭かていが増ふえたことも、関係かんけいしていると言いわれる。

つまり、どちらの動物どうぶつが人気にんきかは、動物どうぶつそのものの魅力みりょくだけで決きまるのではない。ペットの人気にんきは、人間にんげんの暮くらし方かたを映うつす鏡かがみでもあるのだ。

問1 猫ねこの数かずが犬いぬを上回うわまわった理由りゆうとして、本文ほんぶんに挙あげられているものはどれか。

問2 「人間にんげんの暮くらし方かたを映うつす鏡かがみ」とは、どういう意味いみか。

問3 本文ほんぶんの内容ないようと合あっているものはどれか。

問1 正解:3 第2段落のとおり。1・2・4は本文にない理由。
問2 正解:1 鏡は「たとえ」。猫の人気の理由がどれも人間の生活の変化(集合住宅・共働き)だったことを指している。3は言葉どおりに取ったひっかけ。
問3 正解:2 第1段落のとおり。1は逆。3は「散歩の時間が取りにくい共働きの家庭」の話と合わない。4は「散歩がいらない」と逆。

語彙:上回る(それより多くなる)/集合住宅(マンションやアパート)/共働き(夫婦の両方が働くこと)/魅力(人を引きつける良さ)/映す(形を見えるようにする)

問題4 ・ 中文

高齢者こうれいしゃがペットを飼かうことには、散歩さんぽによる運動うんどうや、世話せわによる生活せいかつのリズムなど、健康けんこうへの良よい影響えいきょうが報告ほうこくされている。それでも、飼かうのをあきらめる高齢者こうれいしゃは多おおい。「自分じぶんに何なにかあったとき、この子こはどうなるのか」という不安ふあんがあるからだ。

そこで最近さいきんは、飼かえなくなったときの引ひき取とり先さきを前まえもって決きめておく仕組しくみや、高齢者こうれいしゃと保護犬ほごけん・保護猫ほごねこをつなぐ活動かつどうも始はじまっている。安心あんしんの仕組しくみがあれば、人ひとにも動物どうぶつにも良よい関係かんけいが作つくれるはずだ。

問1 高齢者こうれいしゃが飼かうのをあきらめる理由りゆうとして、本文ほんぶんに挙あげられているものはどれか。

問2 最近さいきん始はじまっている取とり組くみとして、本文ほんぶんに合あうものはどれか。

この大問のくわしい解説は本番形式のN3模試で

正解と選択肢ごとの考え方、語彙リストは、N3模試(全10回)の読解セクションでくわしく確認できます。N3模試にアクセスする →

問題5 ・ 長文

ペットショップの子猫こねこは、たしかにかわいかった。それでも私わたしが保護猫ほごねこの譲渡会じょうとかいに行いったのは、同僚どうりょうの「買かう前まえに、会あうだけ会あってみたら」という一言ひとことがきっかけだった。

会場かいじょうの隅すみに、目めつきの悪わるい大人おとなの猫ねこがいた。人気にんきの子猫こねこたちとは違ちがい、だれも足あしを止とめない。「人ひとにこわい思おもいをさせられた子こで、慣なれるまで時間じかんがかかります」と、スタッフは正直しょうじきに言いった。不思議ふしぎなもので、その正直しょうじきさで、決心けっしんがついた。

家いえに来きて一いっか月げつ、彼かれはソファの下したから出でてこなかった。二にか月目げつめ、部屋へやの隅すみから、私わたしを観察かんさつするようになった。三さんか月目げつめの夜よる、仕事しごとから帰かえった私わたしの足あしに、初はじめて頭あたまをつけてきた。あの瞬間しゅんかんの気持きもちは、うまく言葉ことばにならない。

時間じかんがかかる関係かんけいは、時間じかんの分ぶんだけ深ふかくなる。かわいいから家族かぞくになったのではない。一緒いっしょに時間じかんを重かさねて、家族かぞくになったのだ。

問1 筆者ひっしゃが譲渡会じょうとかいに行いったきっかけは何なにか。

問2 筆者ひっしゃの決心けっしんがついた理由りゆうは何なにか。

問3 三さんか月目げつめに、何なにがあったか。

問4 この文章ぶんしょうで、筆者ひっしゃが最もっとも言いいたいことは何なにか。

この大問のくわしい解説は本番形式のN3模試で

正解と選択肢ごとの考え方、語彙リストは、N3模試(全10回)の読解セクションでくわしく確認できます。N3模試にアクセスする →

問題6 ・ 情報検索

次は、保護犬ほごけん・保護猫ほごねこの譲渡会じょうとかいの案内あんないです。

保護犬・保護猫 譲渡会のご案内
日時11月23日(日)11:00〜16:00
場所中央公園 多目的ホール
参加費無料(予約不要)
譲渡の流れ会場での申し込み → 後日、スタッフが自宅を訪問 → 正式に譲渡
条件20歳以上の方。一人暮らしの学生は、保護者の同意書が必要です。
注意当日そのまま連れて帰ることはできません。

問1 会場かいじょうで気きに入いった犬いぬがいた場合ばあい、どうなるか。

問2 この案内あんないの内容ないようと合あっているものはどれか。

この大問のくわしい解説は本番形式のN3模試で

正解と読み取りのコツは、N3模試(全10回)の読解セクションでくわしく確認できます。N3模試にアクセスする →

本番形式のN3模試、全10回

この練習と同じ質の問題が、文字・語彙・文法・読解・聴解そろって。聴解は音声つき、全問にくわしい解説。

N3 模試にアクセスする

ベータ価格 £9.99(通常 £19.99)/ レベルごと60日間 ・ すべての回が解き放題

← N3 対策読解の一覧へ