形 Pattern
動詞辞書形 + べくもない(する→すべくもない)
ポイント
そうしたくても、とてもできないという強い不可能を表すかたい書き言葉です。「知る」「望む」「比べる」「想像する」など、限られた動詞と一緒に使うことが多いです。文の終わりで使うのが基本で、後ろに言葉を続けることはあまりありません。単に力がないことを言う「〜ことができない」より、状況からどうにもならない気持ちが強く出ます。
例文 Examples
当時の私には、こんな日が来るとは知るべくもなかった。
At the time, I had no way of knowing such a day would come.
二つの作品の美しさは比べるべくもない。
The beauty of the two works cannot even be compared.
練習 Practice
1. 若かった私には、将来のことなど知る( )。
どうしても知ることができなかったという強い不可能なので「〜べくもない」。「〜ほかなかった」はそうするしかなかったという意味になる。
2. 今となっては、あの日の本当の気持ちを( )べくもない。
「〜べくもない」は動詞の辞書形に付く。「知った」や「知らない」の形には付かない。
3. その時代の人々は、手紙がすぐに届く世の中を想像する( )。
想像することがとてもできなかったという意味なので「〜べくもない」。「べきではなかった」は「してはいけなかった」という意味になる。
4. 正しい順番に並べてください。
変化など / 知るべくもなかった / 子どものころの / この町の / 私には
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子どものころの私には、この町の変化など知るべくもなかった。
「動詞辞書形+べくもない」の形を文の終わりに置いて、強い不可能を表す。
5. 「留学したばかりの私には、この国の細かい習慣など知るべくもなかった。」は正しい使い方ですか。
動詞の辞書形に付いて、どうしても知ることができなかったという強い不可能を表している。文の終わりで使われているので正しい。