形 Pattern
名詞(想像・予想など)+だに / 動詞辞書形+だに(想像するだに・微動だにしない)
ポイント
「〜さえ」と同じ意味の古くてかたい言い方で、少し〜するだけでもそうなる、という気持ちを表します。「微動だにしない」「想像するだに」「予想だにしなかった」のような決まった形で使われます。まちがえやすいのは、どの言葉にも自由につけられると思うことです。使える言葉はとても少ないので決まった言い方として覚え、ふつうは「〜さえ」「〜だけでも」を使います。
例文 Examples
古い時計は、電池を入れても針が微動だにしなかった。
Even with a new battery, the old clock's hands did not budge.
世界一周旅行など、当時は想像するだに遠い話だった。
A trip around the world was, even to imagine, a distant story back then.
練習 Practice
1. 石の像は、みんなで押しても( )だにしなかった。
「微動だにしない」は「少しも動かない」という決まった言い方です。ほかの言葉には置きかえられません。
2. 小さな工場が世界で使われる部品を作るとは、( )だにしなかった。
「〜だに」は名詞や動詞の辞書形につきます。「予想して」「予想した」の形にはつきません。
3. 祖母の話は、( )だけでも心が温かくなる。
「〜だに」は決まった言い方にしか使えません。ふつうは「〜だけでも」を使って言います。
4. 正しい順番に並べてください。
微動だにしなかった / 古い柱時計の / 何度たたいても / 針は / 昨日から
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古い柱時計の針は、昨日から何度たたいても微動だにしなかった。
「微動だにしない」を文の終わりに置いて、少しも動かないことを表す形です。
5. 「昨日はいそがしくて、朝ごはんだに食べる時間がなかった。」は正しい使い方ですか。
「〜だに」はふつうの名詞には使えません。ここは「朝ごはんさえ食べる時間がなかった」と言います。