形 Pattern
動詞ない形から「ない」をとった形+んとする(言わない→言わんとする、沈まない→沈まんとする、する→せんとする)
ポイント
「〜んとする」は「〜ようとする」の古いかたい言い方で、今にも何かが起こりそうなときや、強くそうしようとするときに使う。「彼の言わんとするところ」「今にも沈まんとする太陽」のような形で今も残っている。話し言葉ではほとんど使わず、文章の中で見ることが多い。まちがえやすいのは、この「ん」を打ち消しの「ない」の意味だと思ってしまうことである。
例文 Examples
彼が言わんとすることは、よく分かる。
I understand well what he is trying to say.
日が沈まんとするころ、船は港に着いた。
As the sun was about to set, the ship reached the harbour.
練習 Practice
1. 社長が( )とした、ちょうどそのとき、マイクの電源が切れた。
「〜んとする」の「ん」は打ち消しではなく、「〜ようとする」という意味を表す。「話さない」では反対の意味になってしまう。
2. 彼の( )とするところは、もっと練習が必要だということだ。
「言わんとするところ」で「言いたいこと」という意味になる。かたい書き言葉でよく使う形である。
3. この漢字は難しくて、わたしには( )。
できないと打ち消すときは「読めません」の形を使う。「〜んとする」は「〜ようとする」の意味なので、ここでは使えない。
4. 正しい順番に並べてください。
ようやく / 日が / 港に入った / 沈まんとするころ / 船は
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日が沈まんとするころ、船はようやく港に入った。
「動詞+んとする」が「ころ」を修飾し、今にもそうなりそうな時を表す。
5. 「彼が言わんとすることは、毎日の練習の大切さだ。」は正しい使い方ですか。
「言わんとすること」で「言いたいこと」という意味になっており、かたい書き言葉として正しい形である。