形 Pattern
名詞+なくして(は)+打ち消しの表現(〜ない・〜なかった)
ポイント
「それがなければ〜できない」という意味を強く言う、かたい書き言葉です。名詞に直接つき、あとには必ず打ち消しの言葉が来ます。「〜なしには」とほぼ同じ意味ですが、「なくしては」のほうが文章らしい言い方です。まちがえやすいのは、あとに肯定の文を続けることで、そのときは「〜なしで」を使います。
例文 Examples
みなさんのご協力なくしては、この会は開けませんでした。
Without everyone's cooperation, we could not have held this event.
日々の努力なくして上達はない。
There is no improvement without daily effort.
練習 Practice
1. 家族の支えなくしては、今の仕事を続けることは( )。
「〜なくしては」のあとには必ず打ち消しの言葉が来ます。肯定の文は続きません。
2. 長年の練習( )、この技術は身につかない。
名詞に直接ついて「名詞+なくして」の形になります。「ないで」は動詞につく形です。
3. 地図( )知らない町を歩くのも、なかなか楽しい。
あとに肯定の文が来るときは「〜なしで」を使います。「〜なくして(は)」はあとに打ち消しの言葉が来る言い方です。
4. 正しい順番に並べてください。
この計画は / 地元の人々の / 実現しなかっただろう / 理解なくして / おそらく
答えを見る Show answer
地元の人々の理解なくして、この計画はおそらく実現しなかっただろう。
「名詞+なくして」を前に置き、あとに打ち消しの言い方を続ける形です。
5. 「先生のご助言なくしては、この論文は書き上げられなかった。」は正しい使い方ですか。
名詞「ご助言」に「なくしては」がつき、あとに打ち消しの言葉が来ているので正しい形です。