形 Pattern
名詞+には及ばない / 動詞辞書形+には及ばない(〜には及びません)
ポイント
「〜には及ばない」には二つの意味があります。名詞につくときは「〜ほどではない、かなわない」という比較の意味になります。動詞辞書形につくときは「〜する必要はない」という意味になり、「ご心配には及びません」のようにていねいな場面でよく使われます。まちがえやすいのは、この二つを混同することと、範囲が広がる意味の「〜に及ぶ」と取りちがえることです。
例文 Examples
この店のコーヒーもおいしいが、駅前の店には及ばない。
The coffee here is good too, but it's not as good as the shop by the station.
わざわざ来ていただくには及びません。電話でお話しします。
There's no need for you to come all the way. I'll talk with you by phone.
練習 Practice
1. 弟もピアノが上手だが、まだ姉( )。
「名詞+には及ばない」で「〜ほどではない」という比較の意味になります。「〜には限らない」は例外があると言う言い方です。
2. 資料はこちらで用意しますので、お持ちいただく( )及びません。
「動詞辞書形+には及ばない」で「〜する必要はない」という意味になります。助詞は「には」です。
3. 工事は三年( )、ようやく終わった。
数量や期間が大きく広がるときは「〜に及ぶ」を使います。「〜には及ばない」は「〜ほどではない」「〜する必要はない」という意味なので、ここでは合いません。
4. 正しい順番に並べてください。
送って / いただくには及びません / 今回は / お礼の品を / こちらの都合ですので
答えを見る Show answer
今回はこちらの都合ですので、お礼の品を送っていただくには及びません。
「動詞辞書形+には及びません」を文の終わりに置き、その必要がないことをていねいに伝えます。
5. 「わたしの料理は母には及ばないが、少しずつ上手になっている。」は正しい使い方ですか。
「名詞+には及ばない」で「母ほどではない」という比較の意味を表しています。前後のつながりも自然な正しい使い方です。