形 Pattern
動詞のない形(未然形)+ぬ / する→せぬ / 来る→こぬ
ポイント
「〜ない」と同じ意味を表す、古い書きことばの否定の形です。今は「思わぬ」「知らぬ」「予期せぬ」のように、名詞の前につく形でよく残っています。「〜ぬ」は「〜ん」に変わることもあります。「する」は「しぬ」ではなく「せぬ」になり、「です・ます」といっしょには使いません。
例文 Examples
知らぬ人に道を聞かれて、少しあわてた。
A stranger asked me the way and I was a little flustered.
世に知られぬ小さな村を訪ねた。
I visited a small village unknown to the world.
練習 Practice
1. 朝から( )雨が降り出して、洗濯物がぬれてしまった。
名詞の前で「〜ない」の意味を表すときは「〜ぬ」の形になります。「思わず」は副詞のように使う形で、名詞の前には置けません。
2. ( )出来事に、集まった人はみんなおどろいた。
「する」に「〜ぬ」がつくと「しぬ」ではなく「せぬ」になります。「予期せず」は名詞の前には使えません。
3. 手紙を出したが、返事が( )まま一か月が過ぎた。
「来る」に「〜ぬ」がつくと「来ぬ」になり、「来ない」と同じ否定の意味を表します。
4. 正しい順番に並べてください。
歩くのも / 知らぬ道を / 楽しい / ときには / ゆっくり
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ときには知らぬ道をゆっくり歩くのも楽しい。
「〜ぬ」は名詞の前につく形で、「知らぬ道」のように連体修飾として使われます。
5. 「昨日は雨が降らぬでした。」は正しい使い方ですか。
「〜ぬ」は古い書きことばなので、「です・ます」といっしょには使いません。ここは「降りませんでした」と言います。