形 Pattern
動詞て形 + のことだ
ポイント
ある行動が、前にした考えや相手への気持ちの上で行われたと説明する言い方である。「よく考えてのことです」のように、勝手な判断ではないと事情をていねいに示すときに使う。相手の心配や不満に答える場面で多く見られる。まちがえやすいのは「〜てから」とのちがいで、「〜てから」は前後の順番だけを表し、理由や事情は表さない。
例文 Examples
この決定は、社員全員の意見を聞いてのことです。
This decision was made after hearing the opinions of all the employees.
厳しく言うのも、君の将来を思ってのことだ。
If I speak strictly, it is out of concern for your future.
練習 Practice
1. 留学を決めたのは、家族とよく話し合っ( )。
よく話し合った上での決定だと事情を説明するので「〜てのことだ」である。ほかの形では理由や事情を示す意味にならない。
2. 今回の値上げは、材料の値段を何度も( )のことだ。
「〜てのことだ」は動詞のて形につくので「考えてのことだ」の形になる。
3. 厳しい練習をさせるのも、選手の体を守っ( )。
体を守るという気持ちの上での判断だと説明するので「〜てのことだ」である。「〜てからだ」は順番を言うだけで、事情は表さない。
4. 正しい順番に並べてください。
したのも / 気をつかってのことだ / 早めに / 近所の人に / 店を閉めることに
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早めに店を閉めることにしたのも、近所の人に気をつかってのことだ。
「動詞て形+のことだ」を文の終わりに置いて、その行動の事情を説明する形である。
5. 「電気を消してのことだから、部屋が暗くなった。」は正しい使い方ですか。
「〜てのことだ」は、ある行動の理由や事情を説明するときに使う形である。ただ順番を言うときには使えないので、「電気を消したから、部屋が暗くなった。」と言う。