JLPT N1 · 文法
〜とばかりに
as if to say; as though
形 Pattern
文(普通形・引用の形)+とばかりに / 「〜」+とばかりに
ポイント
口では言わないが、いかにもそう言いたそうな態度や様子を表すときに使う。あとには、その気持ちが表れた動作の文が来る。物語などの書き言葉でよく使う。まちがえやすいのは「〜とばかり思っていた」とのちがいで、そちらは「ずっとそう思い込んでいた」という意味であり、態度を表す「とばかりに」とは別の表現。
例文 Examples
もう待てないとばかりに、彼は席を立った。
As if to say he could wait no longer, he stood up.
どうぞ食べてとばかりに、母は皿を前に置いた。
As if to say please eat, my mother placed the plate in front of me.
練習 Practice
1. 早く帰りたい( )、弟は何度も時計を見た。
口では言わないが、そう言いたそうな態度を表すので「とばかりに」を使う。
2. 「これで終わりだ」( )、彼は大きく息をついた。
引用の「と」に続けて「とばかりに」の形で使う。「ばかりに」だけでは、それが原因で悪い結果になったという別の意味になる。
3. わたしは会議が中止になった( )思っていた。
「ずっとそう思い込んでいた」と言う文なので「とばかり思っていた」の形を使う。「とばかりに」は態度を表す別の表現。
4. 正しい順番に並べてください。
座り込んだ / もう一歩も / 犬は / 歩けないとばかりに / 道の真ん中で
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もう一歩も歩けないとばかりに、犬は道の真ん中で座り込んだ。
「〜とばかりに」で態度を表し、そのあとにその気持ちが表れた動作の文を置く。
5. 「雨が降るとばかりに、傘を持って出かけた。」は正しい使い方ですか。
「とばかりに」は、いかにもそう言いたそうな態度を表す言い方なので、天気の予想には使えない。「雨が降ると思って、傘を持って出かけた。」と言う。