JLPT N1 · 文法
〜とて
even; even if
形 Pattern
名詞+とて / 動詞・形容詞の普通形(た形も)+とて
ポイント
「〜でも」「〜としても」の古く硬い言い方で、文章の中で使います。「私とて」のように名詞につく形と、「急いだとて」のように動詞につく形があります。後ろには打ち消しや、思ったとおりにならないことが来ることが多いです。程度を表す副詞の「とても」とは別の言葉なので、混同しないようにしましょう。
例文 Examples
私とて、同じ失敗をしたことがある。
I too have made the same mistake.
いくら練習したとて、一日で上手になるものではない。
However much you practise, you won't get good in a day.
練習 Practice
1. 先生( )、わからないことはあるはずだ。
「先生でも」という意味なので「とて」です。「こそ」は取り立てて強めるときに使い、意味が変わります。
2. いくら悔やんだ( )、過ぎた時間は戻らない。
「いくら〜とて」で「いくら〜ても」と同じ意味になります。「のに」「ので」は「いくら」と一緒には使えません。
3. この荷物は重くて、一人では( )持てない。
程度を言って打ち消すときは「とても〜ない」です。「とて」は「〜でも」の意味なので、ここには使えません。
4. 正しい順番に並べてください。
しているわけでは / 私とて / ない / この仕事を / 好きで
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私とて、好きでこの仕事をしているわけではない。
「名詞+とて」を文の始めに置き、後ろに打ち消しの言い方を続けます。
5. 「私とて、きのう京都へ行きました。」は正しい使い方ですか。
「とて」は「〜でも」「〜としても」の意味なので、ふつうの出来事をそのまま述べる文には使えません。この場合は「私も、きのう京都へ行きました」と言います。