JLPT N1 · 文法
〜はおろか
not even, let alone
形 Pattern
名詞 / 動詞辞書形+こと + はおろか + 〜も・〜さえ・〜すら + 否定
ポイント
程度の軽いことさえできない、ないと言って、前のことは当然だと強調する表現。後ろには「も」「さえ」「すら」を使った否定の文が来る。「〜はもとより」はよいことにも使えるが、「〜はおろか」は困った状況や足りない状況を言うときに使う。後ろに意志や希望の文は置けない。
例文 Examples
引っこしの準備はおろか、荷物の整理も始めていない。
I have not even started sorting my things, let alone packing for the move.
忙しくて、旅行はおろか、休みを取ることさえできない。
I am so busy I cannot even take a day off, let alone travel.
練習 Practice
1. 先週から雨が続いて、洗濯物( )、ふとんも干せない。
後ろに否定の文が来て、軽いことさえできないと強調するときは「〜はおろか」を使う。「〜にもかかわらず」は逆の結果をのべる表現。
2. 習い始めたばかりなので、一人で電車に( )はおろか、切符を買うこともできない。
動詞につくときは「動詞辞書形+こと」の形にして「〜ことはおろか」とする。動詞にそのままつけることはできない。
3. この村には、コンビニ( )、自動販売機すらない。
「すらない」のような否定と組み合わせて強調するときは「〜はおろか」を使う。「〜はもちろん」は否定を強調する文には使いにくい。
4. 正しい順番に並べてください。
顔さえ / その / 思い出せない / 俳優の / 名前はおろか
答えを見る Show answer
その俳優の名前はおろか、顔さえ思い出せない。
「名詞+はおろか」を前に置き、後ろに「さえ」などをつけた否定の文を続ける。
5. 「来月はおろか、来週も旅行に行きたい。」は正しい使い方ですか。
「〜はおろか」の後ろには否定の文が来るので、希望をあらわす文には使えない。この場合は「来週も来月も旅行に行きたい。」のように言う。