JLPT N1 · 文法
〜ずして
without doing (literary)
形 Pattern
動詞ない形の「ない」を「ず」に変える+して(する→せずして)
ポイント
「〜しないで」「〜せずに」と同じ意味を表す、文章の中で使う古い言い方だ。「労せずして」「戦わずして」のように決まった言い方が多い。まちがえやすいのは、会話で使ってしまうことで、話すときは「〜ないで」を使う。「する」は「せずして」になる点にも注意する。
例文 Examples
彼は苦労せずして仕事を覚えてしまった。
He picked the job up without any trouble at all.
結果を見ずして、あきらめてはいけない。
You must not give up without seeing the result.
練習 Practice
1. 相手の話を( )、自分の意見ばかり述べていた。
「聞かずして」は「聞かないで」という意味の文章的な言い方だ。「聞かなくて」は理由を表すことが多く、ここでは意味が合わない。
2. 何の努力も( )、成功することはない。
「する」は「せず」の形になるので「せずして」となる。「しなくて」は話し言葉で理由を表す形だ。
3. (友だちに)ごめん、かさを( )出てきちゃった。
「〜ずして」は文章で使うかたい言い方なので、友だちとの会話には合わない。話すときは「〜ないで」を使う。
4. 正しい順番に並べてください。
休まずして / 彼は / 登った / 山の頂上まで / 一度も
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彼は一度も休まずして、山の頂上まで登った。
動詞のない形を「ず」に変えて「して」をつけ、「〜しないで」という意味を表す。
5. 「明日は朝ごはんを食べずして、会社に行きます。」は正しい使い方ですか。
「〜ずして」は文章で使うかたい言い方なので、毎日の予定を話すていねいな文には合わない。ここは「食べずに」「食べないで」を使う。